・twitterのTLで紹介されてたので、「限界集落にある温泉ってウチのことですか?」と、amazonにて購入。
・舞台は伊豆の山奥にある潰れかけの温泉宿。奥さんに先立たれた宿の主人はどうやら小説家らしい。
・そこの宿を売ろうと画策する旅館組合の組合長が川端康成風情。
・東京から逃げ出してきたゲームクリエイターの溝田が宿のために、いろいろとアイディアを出していくが、ネットアイドルの「あゆぽん」と実は「あゆぽん」のファンだった役場のコージくんがいなければ話が成り立たなかったような。
・「温泉場は残念ながら命を捨てる場所として使われることもままあります。しかし、いにしえよりいで湯は命をはぐくむという意味があります。捨てるのではなく拾う。傷ついたら傷が癒えるまで休めばいいんです」(p96〜97) ってところに付箋をつけた。
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