【母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。:竹内謙礼のアメリカネットビジネス訪問記】
カバンや財布、携帯電話などを置き忘れた、盗られたといった場合、警察や会社に連絡するのが先じゃないのかとか、何かトラブルがあるとすぐに母親に電話するというのは都会の人にとってはデフォルトなのかとか、自分の口座をストップさせる気持ちの余裕があってなぜ小切手の支払停止手続きをしないのかとか、読む側としては気楽な感じでツッコミをいれますが、実際に犯人と電話のやりとりをすると殆どの人が相手のいいなりになってしまうのでしょう。
このやりとりの中で注目すべきキーワードは「小切手」だと思います。「落し物をした」→「警察に届ける」、「クレジットカードをなくした」→「クレジット会社に連絡してカードを使えなくしてもらう」、と多くの人が的確な対処ができるのに、小切手や手形については、「小切手、手形をなくした」→「会社が不渡り出して倒産」と最も悪い状況を連想して、頭の中がパニックになるのではないでしょうか。
会社、企業は忘れ物、盗難の被害にあったときどう対処するかについて、普段から社員に指導しておくことが大切だと思います。
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