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2005年07月14日

隣の家の少女

隣の家の少女
隣の家の少女
posted with 簡単リンクくん at 2005. 7.14
金子 浩 / Ketchum Jack
扶桑社 (1998.7)
通常2??3日以内に発送します。


@私が手にした文庫には川崎の書店員の手による宣伝文が帯になっています。
・〜残酷なのに どこか切なく美しい。
 人間心理のダークな部分を直截的に描き出す〜

どこをどう読めば「切なく美しい」などという表現が出てくるのか?さっぱりわかりません。
ルース・チャンドラーに虐待され続けても、目の輝きを失わないメグのことを言ってるのだとすればそれは見当違いも甚だしい。

Aルースがなぜ、メグとスーザンの姉妹を虐待するかについては、ルースの口から「女はこうでなければならない」という持論が語られるが、読者である私たちにはとうてい受け入れがたいものである。そして、400ページで語られるルースの講釈を聞かされるときには彼女(ルース)に対するひとかけらの同情や思い入れも消えうせてしまう。

Bなぜ、デイヴィッドが両親に告げるなり、警察に知らせるなりして早く姉妹を助け出さなかったのかに関しては、彼は隣家との人間関係を壊したくなかったのだろう。そして、虐待もある程度まで行ったら泊まるのだろうと考えていたのだろう。そう考えることは人間の心理としてはいたって普通のものである。古い人間関係を大事に思うあまり、新しい人間関係が築けずに終わるということはよくある話である。
posted by しょーじ(の) at 22:38| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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